[Mac]

基調講演はリップサービス / 2006-08-14 (月)

さて、WWDC から無事帰ってきまして、ぱたぱたと Mac には直接関係ない本業に奔走される日々です。

WWDC については下手をすると NDA に抵触するのであまり書く気はなかったのですが、なんか、世間の論調を見てると気にかかって仕方なかったので、これだけはコメントしておこうと。

今回の WWDCの基調講演の対象は、聞きに来ていたデベロッパではなく、その向こうのエンドユーザであった、という事です。

以前からその傾向はあったのですが、今回ほど露骨なものはなかったと感じてます。かの「Top Secret」だって、「誰に対して」かというとまるっきり「その場にいない普通の人」相手であり、デベロッパに関してはその後のセッションで(以下略)。

あそこで述べられているのは、確かに Leopard の表向きの特徴機能になるでしょう。Spotlight, Dashboard, Automator が Tiger に対するそれであったように。しかし、Tiger も Leopard も、本質的にはもっと大きな変革がなされているのです。もし Mac OS X が Solaris ならば、正面に取り上げられるような。たとえば Tiger における launchd とかのように。

そして、開発者にとってはそここそが本質であり、WWDC の「基調」として語られるべき事です。が、それは NDA のカーテンの向こうに隠されてしまいました。あそこに述べられたのは、こうやって賛否両論を興すための、いってみれば、Jobs タンの「釣りネタ」です。

まぁ、賛否の話見てたら、全てが公開されている Tiger についてすら「Spotlight と Dashboard と Automator の付属した Panther だろ」って人が少なくないから、仕方がないのかも知れませんが...。

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[Mac]

ExecutionString / 2006-08-12 (土)

  Terminal.app の設定情報は Default Database に記録されます。Default Database はそれぞれのアプリの UI 以外にも、defaults コマンドで参照することができます。(なお、この Default Database の内容はテキストもしくはバイナリの PropertyList 形式で Library/Preferences 以下にありますが、これは実装依存の話ですので、エディタなどで直接参照、編集すべきではありません。)

さて、通常UI にない項目でも、この defaults コマンドを使えば設定することができます。世間にある隠し設定などは、要するに参照はするけど設定UI のない項目を Default Database に書き込むことで有効になっているものです。

そんな隠し設定の一つが、Terminal の ExecutionString です。例えば、

defaults write com.apple.Terminal ExecutionString "env TZ=Japan date"
とターミナルから入力すると、それ以降、ターミナルウィンドウを開く度に「env TZ=Japan date」が実行されます。この ExecutionString 設定は、ターミナルウィンドウを開いた後にあsも「このように入力した」かのごとく処理されます。(つまり、シェルの入力受付前に実行される .tcshrc とかは先に処理されます。)

ここで困ったことに、いくつかのツールは勝手にこの ExecutionString を設定してしまいます。で、今回問題になったのは「そのコマンド; exit」なる文字列を設定してしまっており、そのコマンドの対話入力を終わらせると exit が実行され終わってしまう、というものです(--;

逆に、そういうトラブルの相談をされたので、気がついた次第です。

これは別に NDA でも何でもないのでメモ代わりに。

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